東京の型枠工事、補修ゼロを目指して
こんにちわ。
昨日、大工歴30年目突入した48歳の親方と写真の現場で話していました。
最近はどんなに丁寧に型枠を建てても現場監督が無理やりコンクリート打ちをして、一気に入れようとするので型枠が壊れそうになる、ピンホール(気泡)ができやすくて仕上がりがきれいにならない!!って嘆いてました。
そういえば東京の型枠大工の社長の集まりでも最近は耳にする話です。
なぜでしょう??
型枠ってどうなの?
型枠って簡単?難しい?
答えは、簡単なようで難しい!難しいようで簡単!です!
どういうことかというと、図面から型枠の加工帳を作って枠の加工をします。
この段階で図面変更や数字が間違っていると枠の調整を現地合わせしなければなりません。なので加工する前に図面の確認が大事であり不具合がありそうな箇所は事前に対処することになります。
しっかりした枠を作り現地でしっかり建てればほとんど調整はいらなくて枠はすぐ建てられます。イメージとしてはお城や古民家のプラモデルのパーツがしっかりしていれば良いものが出来上がるのと同じです。
何故問題は起こる?
一番は現場監督の仕事が昔より分業制になった事です。
監督は現場を見て図面を見て自分で書いて職人と打ち合わせをして材料の手配をする、、、昭和から平成初期までは現場の中心で采配を揮っていました。それが現場の大型化や工種の細分化により仕事も増えてずべてを見ることが出来なくなってきたようです。なので図面専門の方が書き、監督は現場中心に仕事するようになったので不具合が出てもタイムリーに是正しづらくなったのではないかと考えます。
正し、小中規模の現場を担当する監督さんは前の通りなんでもこなすスーパーマンもいまだにいますが、、そういう方が減ったのが現実です。
じゃあどうする??
そんな現状に対応するためにもスーパー大工!が必要なのです。
やはり専門職として長年の経験は最高の財産です。この知識と技術を持っているのが優良な職人さんで、貴重で現場の扇の要となる存在です。
当社ではそういった職人をしっかり育てて現場に送り出すようにしています。
最近では各元請会社(ゼネコン)がそれぞれ優秀と認めた職人さんをマイスターとして認定して報奨金も出しています。それだけ業界として職人さんを認める環境があるのも建設業界だからだと思います。
皆さんも将来のマイスターを目指して仕事に励んでみませんか?
当社では教育体制や資格取得制度も充実しています。
以上、東京で型枠工事を請け負ってる荻野工務店からでした。
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